2025.04.15

高血圧について

高血圧について

高血圧(Hypertension)は、血液が血管壁に対して通常よりも高い圧力で流れる状態を指します。血圧は心臓が血液を送り出すときの「収縮期」と、心臓がリラックスしているときの「拡張期」の二つの数値で表されます。例えば、血圧が120/80 mmHgの場合、収縮期血圧が120mmHg、拡張期血圧が80mmHgです。

運動や一時的なストレスによって血圧が一時的に上昇することは自然な反応ですが、長期間にわたる高血圧は健康に悪影響を及ぼす可能性があります。高血圧が続くと、心臓や血管に過度の負担がかかり、動脈硬化や心臓病、脳卒中、腎臓病など、さまざまな合併症のリスクが高まります。

高血圧の原因は多岐にわたり、遺伝的要因、生活習慣(食生活、運動不足、喫煙、アルコール摂取など)、年齢、肥満、ストレスなどが関係しています。高血圧はしばしば症状が現れないため、「沈黙の殺し屋」とも呼ばれ、定期的な血圧測定が重要です。

高血圧を管理するためには、健康的な生活習慣を確立することが大切です。適切な食事や運動、ストレス管理に加え、必要に応じて薬物療法も考慮されます。高血圧は早期発見と管理が重要であり、医師の指導の下で適切な予防と治療を行うことが望まれます。

孕石 尚志

執筆者孕石 尚志

昭和48年7月 静岡県島田市出身
東京世田谷にある東京カイロプラクティック師協会認定の附属治療院でのインターンを経て、2005年7月島田市にて開業。近隣医院と提携したレントゲン評価を導入した正統派カイロプラクティック院として評価され、新規患者の約7割が紹介という広告に一切頼らない口コミによるネットワークを確立。近年、母校であるカイロプラクティック界の名門塩川スクールにおいて、塩川満章D.C.の弟子として、ガンステッドカイロプラクティックの講師として活動中。

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