2025.04.13

帯状疱疹について

帯状疱疹について

最近、患者さんから帯状疱疹になったという話をよく聞くようになりました。コロナ期間中のマスク着用や手洗いうがい、アルコール消毒の徹底により、さまざまなウイルスの感染が抑制された一方で、免疫力が低下していることが原因ではないかと考えられます。

帯状疱疹(Herpes Zoster)は、水痘ウイルス(Varicella-zoster virus)が引き起こす感染症です。水痘に感染した後、このウイルスは神経節に潜伏し、免疫力が低下したり、年齢が高くなると再活性化し、帯状疱疹を引き起こします。

帯状疱疹は、特定の神経の範囲に沿って発症することが一般的で、これが「帯状」の名前の由来です。症状としては、発疹や水疱、痛み、かゆみが現れ、特に痛みは強く、神経痛として感じられます。

帯状疱疹の治療には、抗ウイルス薬や痛みを和らげる薬が使われることが多いです。早期に治療を始めることが重要で、合併症を防ぐためにも有効です。また、水痘帯状疱疹ワクチンは、帯状疱疹の発症リスクを減少させる効果があります。

帯状疱疹は感染性があり、発疹が出ている間は注意が必要です。感染を防ぐためには、発疹部分に触れないようにし、他の人との密接な接触を避けることが推奨されます。

カイロプラクティックでは帯状疱疹そのものを治すことはできませんが、定期的なカイロプラクティックケアにより免疫力を高めることができます。免疫力が向上すれば、帯状疱疹や風邪などの病気にかかりにくくなります。薬に頼ることなく、カイロプラクティックを活用して本当の健康を手に入れましょう。

孕石 尚志

執筆者孕石 尚志

昭和48年7月 静岡県島田市出身
東京世田谷にある東京カイロプラクティック師協会認定の附属治療院でのインターンを経て、2005年7月島田市にて開業。近隣医院と提携したレントゲン評価を導入した正統派カイロプラクティック院として評価され、新規患者の約7割が紹介という広告に一切頼らない口コミによるネットワークを確立。近年、母校であるカイロプラクティック界の名門塩川スクールにおいて、塩川満章D.C.の弟子として、ガンステッドカイロプラクティックの講師として活動中。

コラム一覧へ戻る