腰椎椎間板ヘルニア
つま先立ち出来ない程の坐骨神経痛からの回復
カテゴリ:
腰痛・坐骨神経痛などの症状でお悩みの方
40代男性
来院に至った経緯
約1年前から腰痛が始まり、以前から腰痛を抱えていた。半年前には右足にしびれが出現し、しびれは腰から右脚、右親指まで広がっていた。立ち続けたり歩いたりしていると、しびれが強く感じられるようになった。最初はそのうち治るだろうと思い放置していたが、症状は改善せず、しびれが常に出るようになった。家族に勧められ、整形外科の通院も考えたが、妻がカイロプラクティックで劇的に症状が改善したことを聞き、自分もカイロプラクティックを選択することにした。症状が改善しない日々に不安を感じていたが、信頼できる治療法としてカイロプラクティックを選び、来院を決めた。
経過と内容
◆経過と内容
初診来院時に姿勢の悪さがすごく印象的な患者さんでした。脚を組み背中を丸めて座る姿はよく見かけますが、特にこの方はその丸まった姿勢が顕著で印象的でした。長年の丸くなった後弯の姿勢によりL1~L5まで棘突起部分の皮膚が黒くカサカサなっていました。脚に力が入らず、スリッパも脱げてしまう、つま先立ちが出来ない状態でした。側弯もひどく悪い状態でした。
初診時はレントゲンが無かったので、正確な分析が出来ませんでしたがナーボスコープによる体表温度検査の検査、動的触診、静的触診、神経学的検査などから原因箇所をL5に特定し、C2含め2カ所のみアジャストメント行いました。1回のアジャストメント後、つま先立ちが出来る様になり回復に驚かれていました。
姿勢の重要性と正しい姿勢指導をさせて頂き、レントゲン撮影の依頼をしました。
2回目は、レントゲン評価のもと、L5、T3、C2をアジャストメントしました。P-Lもありましたが触診ではハイパーだったので触らず、L5に絞りました。1週間以内の来院をご提案しました。
3回目 腰痛はだいぶ軽減ししびれは残るものの若干し、デスクワークにおいても支障なく出来るようになったようです。姿勢の意識も高まり待合室での姿勢もよくなってきました。
5回目 腰痛と坐骨神経痛はほぼ改善しました。L5の可動性も良くなり浮腫も消え、仙骨の可動性もハイパーから正常状態に戻りました。症状の改善より初期集中期から健康回復期に移行し、2週間に1回のアジャストメントを提案しました。
7回目 症状も安定しており2週間に1回のケアを継続中。
9回目 症状も継続して安定中の為、3週間に1回のケアに移行中
◆所見
・ROM 異常なし
・VBI検査 バレリュー(-)マイグネ(-)
・脳神経検査 異常なし
・神経学的検査 ATR(±+)
・整形外科検査
SLR(--)/ブラガードサイン(--)/ケンプテスト(+-)
◆カイロプラクティック検査
・体表温度検査 C2/T3/L5/左S2
・視診 右耳耳介上方/左肩峰上方/右腰部起立筋腫隆/左短下肢/L5~L1棘突起黒ずみ
・静的触診 左仙骨浮腫/L5棘突起浮腫/右腰部起立筋過緊張
・動的触診 L5/T6/T3 P-Lハイパー
・レントゲン評価 腰部右凸/上部胸椎左凸/頚部右凸/ストレートネック/腰仙角23°/L5椎間板レベルD4/L4、L5椎体前面変形(丸くなってる)
◆リスティング
L5PRI-M
T3PRI-T
C2PL
◆来院日
6/20 6/23 6/30 7/8 7/14 7/28 8/10 8/22 9/2
考察
長年の悪い姿勢と腰痛を放置していた影響で、腰椎第5の椎間板スペースがD4まで進行してしまっていたと思われます。初診時の印象やレントゲン結果から回復には時間がかかるかと予想していましたが、予想以上に早く改善が見られ、非常に嬉しく思っています。姿勢の重要性をしっかりと伝え、アジャストメント後には20分以上のウォーキングを日常的に実践するように提案しました。この取り組みが良い方向に進む要因になったと考えています。
症状の改善に伴い、棘突起周辺の皮膚組織の黒ずみも少しずつ改善してきました。痛みやしびれが緩和される中、定期的なケアや姿勢維持、適度な運動の重要性を再認識していただくことができました。症状が改善しても、再発を防ぐためには継続的なケアが欠かせません。今後も健康維持のために、カイロプラクティックを通じてサポートを続けていきたいと考えています。
昭和48年7月 静岡県島田市出身
東京世田谷にある東京カイロプラクティック師協会認定の附属治療院でのインターンを経て、2005年7月島田市にて開業。近隣医院と提携したレントゲン評価を導入した正統派カイロプラクティック院として評価され、新規患者の約7割が紹介という広告に一切頼らない口コミによるネットワークを確立。近年、母校であるカイロプラクティック界の名門塩川スクールにおいて、塩川満章D.C.の弟子として、ガンステッドカイロプラクティックの講師として活動中。
患者様の声