胃の不調

胃の不調、<br />
その原因は自律神経の乱れかも!

胃の不調、
その原因は自律神経の乱れかも!

胃の調子が悪いと感じることはありませんか? 胃の不調にはさまざまな原因があり、症状も人によって異なります。主な症状には、 吐き気、胃痛、膨満感(お腹の張り)、胸やけ、胃もたれ、下痢、便秘 などがあります。

胃の不調の主な原因
1.食事の影響
 ・食べ過ぎ、早食い
 ・脂っこいものや辛い食べ物の摂りすぎ
2.消化器系の病気
 ・胃炎、胃潰瘍、逆流性食道炎、過敏性腸症候群 など
3.ストレスの影響
 ・ストレスや不安が胃酸の分泌を増やし、胃の動きを変えてしまうことがあります。
4.感染症
 ・ウイルスや細菌による胃腸炎、食中毒 など
5.薬の影響
 ・抗生物質や一部の薬が胃の調子を崩すことがあります。

胃の不調を改善するためにできること
食生活を見直す
 ・脂っこいものや辛いものを控え、よく噛んで食べる
ストレスを減らす
 ・運動やリラックスできる時間を作る
薬の使用に注意する
 ・医師の指示を守り、胃に負担のかかる薬を自己判断で使わない
必要に応じて医療機関を受診する
 ・症状が長引いたり、強い痛みがある場合は早めに医師に相談

胃の不調を防ぐには、普段の生活習慣を整えることが大切 です。胃をいたわりながら、健康的な生活を心がけましょう!

こんな経験したこと
ありませんか?

  • 仰向けで寝ると胸やけがして寝れない
  • 胃薬が手放せない
  • 胃カメラでは異常がないと言われる
  • 脂っこいものを避けている
  • 背中にも痛みがある

一般的な胃の不調に対しての治療法

common medical care

一般的な胃の不調に対しての治療法

胃の不調は 食生活の乱れ や ストレス、 自律神経の乱れ などが原因で起こることが多いです。また、 胃潰瘍、慢性胃炎、逆流性食道炎、ピロリ菌感染 などの病気が関係している場合もあります。

病院では主に 薬物療法 や 検査 を用いて、胃の不調の原因を特定し、適切な治療を行います。

1.薬による治療(対症療法)

胃の症状に応じて、以下のような薬が処方されます。
・胃酸を抑える薬(プロトンポンプ阻害薬(PPI)、H2ブロッカー)
 ⇒ 胃酸の分泌を抑え、胃の炎症や痛みを軽減。胃潰瘍や逆流性食道炎の治療に使用。
・胃の粘膜を保護する薬(胃粘膜保護薬)
 ⇒ 胃の粘膜をコーティングし、炎症や潰瘍の進行を防ぐ。
・胃の運動を促進する薬(消化管運動改善薬)
 ⇒ 胃の動きを活発にし、胃もたれや消化不良を改善。
・制酸剤(抗酸剤)
 ⇒ 胃酸を中和し、胃の負担を軽減。

2.胃カメラ検査(内視鏡検査)

症状が続く場合や、胃潰瘍・胃がんの疑いがある場合に 胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)を行います。
・胃の炎症や潰瘍、ポリープ、がんの有無を確認
・必要に応じて 組織を採取(生検)し、詳しく検査

3.感染症が原因の場合の治療

胃の不調の原因が 感染症(細菌やウイルス)によるものであれば、適切な治療を実施します。
・ウイルス性胃腸炎(ノロウイルス、ロタウイルスなど):対症療法(点滴・整腸剤など)
・細菌性胃腸炎(カンピロバクター、サルモネラ菌など):抗生物質の投与

4.ピロリ菌感染の除菌治療

ピロリ菌感染が原因で 慢性胃炎や胃潰瘍 が起こることがあり、検査で陽性の場合は 除菌治療 を行います。
・除菌療法(1週間の薬の服用)
 ⇒ 抗生物質2種類+胃酸を抑える薬(PPI)を組み合わせて服用
・1回目の治療で成功率は約70~80%(失敗した場合は2次除菌療法を実施)

5.生活習慣の改善指導

薬による治療と並行して、胃に負担をかける 食生活や生活習慣の見直しが推奨されます
・脂っこい食事や刺激物を控える(辛いもの、アルコール、カフェインなど)
・食べすぎ・早食いを避ける
・ストレス管理をする(自律神経の乱れが胃に影響を与えるため)
・適度な運動や睡眠をとる

胃の不調に対する病院での治療は、主に 薬物療法・内視鏡検査・除菌治療・生活習慣の改善 で行われます。症状が長引く場合や、胃の痛みが強い場合は 早めに受診し、適切な治療を受けることが大切です。

カイロプラクティックでのアプローチ

chiropractic approach

カイロプラクティックでのアプローチ

カイロプラクティックでは、胃の不調は身体からの大切なサイン であり、その根本原因は体の内部にあると考えます。私たちの体には、内臓の働きを調整する「自律神経」があります。自律神経には「交感神経」(活動モード)と「副交感神経」(リラックスモード)があり、これらがバランスを取りながら働くことで、心臓の動きや消化、体温調整などがスムーズに行われます。しかし、自律神経のバランスが崩れると胃の働きにも影響が出ます。交感神経が優位になると→ 胃の働きが抑えられ、消化が悪くなります。逆に副交感神経が優位になると→ 胃の活動が活発になり、胃酸の分泌が増えます。このバランスが乱れることで胃もたれ、胃酸過多、消化不良などの不調が起こります。

カイロプラクティックでは胃の不調をサブラクセーションが原因と考えます。「サブラクセーション」とは、神経の流れが妨げられる状態 のこと。これが胃に影響すると、以下のような症状が出ることがあります。

副交感神経のサブラクセーション(働きすぎ)
 ・食前・食後すぐに胃痛
 ・胸やけ、胃酸過多、胃もたれ
 ・食後の疲れ、潰瘍、食道裂孔ヘルニア

交感神経のサブラクセーション(働きすぎ)
 ・食後1時間半~2時間後に胃痛
 ・消化不良、胃酸の逆流、胃酸・胃粘液の分泌低下
 ・胸や背中の痛みを伴うこともあります。

このようなにサブラクセーションが原因による胃痛は、胃薬を飲んでも根本的な解決にはなりません。カイロプラクティックでは 神経の働きを正常化し、脳が正確に胃の状態を把握できるようにすることで、胃の不調を改善していきます。また、胃に負担をかけない食生活の見直しも非常に重要です。例えば、暴飲暴食を避ける・よく噛んで食べる・腹八分目を意識する・就寝前の食事を避ける(寝る2時間前までに済ませる)・脂っこいもの・甘いもの・辛いもの・カフェインを控える等があります。胃の不調は、自分の体のサインです。症状だけを抑えるのではなく、自分の生活習慣や体の状態を見直すことで、根本から改善を目指しましょう。