メニエール病(めまい)

めまいの原因は、<br />
脳の誤作動かもしれません!

めまいの原因は、
脳の誤作動かもしれません!

メニエール病は、内耳のバランスを調節する前庭器官に問題が生じることで発症する疾患です。主な症状には、めまい、耳鳴り、難聴、耳の詰まり感などがあり、めまいは突然起こり、数分から数時間続くことがあります。症状が重くなると、吐き気や嘔吐が伴うこともあります。

メニエール病の原因は完全には解明されていませんが、内耳内の液体の圧力の変化や流れの異常、血管の問題、免疫系の異常などが関与している可能性があります。治療には薬物療法、食事療法、理学療法が行われることがあり、症状が重い場合は手術が検討されることもあります。

メニエール病の主な症状は以下の通りです

  1. めまい(発作性回転性めまい):突然発生し、回転感やぐらつきが感じられます。めまいは数分から数時間続くことがあります。
  2. 耳鳴り:耳の中で音が鳴ることがあります。高いピッチの音やジュージューという音などが典型的です。
  3. 難聴:発作的に聴力が低下することがあり、時には難聴が持続することもあります。
  4. 耳の詰まり感:耳の中が詰まったように感じることがあり、耳からの排液や圧迫感を伴うこともあります。
  5. 吐き気や嘔吐:めまいの発作時に吐き気や嘔吐が伴うことがあります。

こんな経験したこと
ありませんか?

  • 頭がグラつくようなめまいがある
  • フワフワするめまいがある
  • 耳のつまり、閉塞感がある
  • 立ちくらみがある
  • 吐き気や嘔吐を伴う

一般的なメニエール病(めまい)に対しての治療法

common medical care

一般的なメニエール病(めまい)に対しての治療法

メニエール病の治療法は、症状の程度や頻度に応じて異なりますが、一般的に以下のような治療が行われます。

1)薬物療法: めまいや吐き気を和らげるために、抗めまい薬、利尿剤、ステロイドなどが処方されることがあります。これらの薬は発作の症状を抑えることを目的としています。

2)食事療法: メニエール病の発作を抑えるために、塩分の摂取制限が推奨されることがあります。また、カフェインやアルコールの摂取を控えるように指導されることもあります。

3)理学療法: 平衡感覚を改善するための理学療法が行われることがあります。これには、バランスを養うエクササイズや、姿勢改善を目的としたトレーニングが含まれます。

4)手術: 重度のメニエール病に対しては、内耳への圧力を調整する手術や、前庭神経を切断する手術が選択されることがあります。ただし、手術にはリスクが伴うため、慎重に検討する必要があります。

これらの治療法は、症状の管理や発作の頻度を減らすことを目的としており、完治を保証するものではありません。

カイロプラクティックでのアプローチ

chiropractic approach

カイロプラクティックでのアプローチ

特に重要なのが平衡感覚で、その中でも三半規管が重要な役割を担っています。三半規管はリンパ液で満たされており、身体の動きに合わせてリンパ液の流れを感知し、身体の位置情報を把握します。人が動くと、リンパ液も一緒に動き、その動きが三半規管の神経に伝わり、身体がどの方向に動いたかを察知します。その情報は神経を通じて脳に伝わります。

さらに、視覚からの位置情報や筋肉、関節で感じる感覚も神経を通じて脳に伝えられ、脳はそれらの情報を統合し、最適な運動や姿勢を指示します。この仕組みによって平衡感覚がコントロールされ、バランスが保たれています。しかし、この平衡バランスを維持する仕組みに障害が生じると、めまいが引き起こされることがあります。

特にサブラクセーション(神経伝達の阻害)によって自律神経が乱れると、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかず、三半規管内のリンパ液が過剰に生産されたり吸収が阻害されたりします。その結果、リンパ液が増加し、むくんでしまいます。これにより、身体が動いていないにもかかわらずリンパ液が動き、脳が「身体が動いている」と勘違いし、めまいのような症状が現れます。また、視覚や筋肉、関節の感覚情報がサブラクセーションによって脳にうまく伝わらないこともめまいの原因となります。身体で感じる感覚と脳で感じる感覚の不一致が、脳を混乱させ、その結果、めまいが生じます。

カイロプラクティックケアによって、めまいの根本原因を取り除き、快適な日常生活を手に入れましょう!